出稼ぎ

秋の収穫シーズンが終わると、間もなく出稼ぎが始まります。
近年の出稼ぎは産業界の過当競争などの影響から、賃金の低下傾向、求人数の減少、賃金不払いや中途解雇など、雇用上のトラブルと出稼ぎ者の高齢化に伴う就労中の被災や被病が心配されています。
そこで町では、出稼ぎ者の「健康で事故のない就労」を推進するため、今年度も次のとおり各種援護事業を行います。

出発の前に

■出稼労働者手帳の住民欄に証明をしてもらいましょう
出稼労働者手帳の「氏名及び住所等」の証明は雇用保険の受給資格を確認するために必要です。証明は1年間だけ有効なので毎年、町民生活課町民戸籍班窓口で証明してもらいましょう。

■就労先を届け出ましょう
町では、出稼ぎ者の方々へ、広報「うご」、議会広報等の送付、「ふるさとの味」宅配事業などの援護事業を行なっています。皆さんから届けられる就労先の届け出に基づき送付しますので、忘れずに、正確に届けてください。

■健康診断は必ず受けましょう
町では、町内の各医療機関と委託契約を結び、無料で就労前の健康診断を行っています。健康診断を受けるさいには「出稼者健康診断個人票」(町民生活課町民戸籍班窓口にあります)を持参して受診してください。なお、町の総合検診を受けた方は、より精度の高い診断結果を得るため、総合検診の結果表を受診時に医師へ提示してください。

就労先では

■労働条件を確かめましょう
労働条件をしっかり確かめてから雇用契約を結びましょう。契約するときは、出稼労働者手帳の「労働条件通知書」に必ず記入してもらってください。

■健康保険や年金の手続きを済ませましょう
就労先で会社の健康保険や厚生年金に加入したときは、『出かせぎ者の手引き』に同封されている「健康保険・厚生年金保険 資格等取得(喪失)連絡票」に記入してもらい、家族を通じて町民生活課町民戸籍班へ届けましょう。

■事故の場合は出稼ぎ相談所に連絡しましょう
労働災害の場合は、事業主が労働基準監督署へ届け出ることになっていますが、その届け出を怠る事業主がまだ多くいます。
こうした場合、休業補償や後遺障害で泣き寝入りすることになりかねません。万一、労働災害に遭ったら、すぐ出稼ぎ相談所(町民生活課町民戸籍班内)へ連絡するとともに、管轄の労働基準監督署へ相談しましょう。

■賃金不払い予防の心得
出稼ぎ相談所へ賃金不払いの相談が寄せられることがあります。「一回の支払いの遅れ」それが度重なり賃金不払いとなります。問題解決までに大変な時間と労力がかかります。そうならないために支払いが遅れたら、出稼労働者手帳の「賃金未払確認書」に事業主から記入してもらってください。

※出稼ぎについての相談窓口は次の通りです。気軽に相談ください。

お問い合わせ

町民生活課  町民戸籍班
〒012-1131  秋田県雄勝郡羽後町西馬音内字中野177
TEL:0183-62-2111  内線:111~113   FAX:0183-62-2120  メールでのお問い合わせ