(1)少子化の動向

・ 人口の推移
羽後町の人口は、昭和30年の合併時は28,670人でしたが、昭和50年の国勢調査では、21,956人まで減少し、近年鈍化の傾向を示しながらも、少子化や町外への流出の増加により人口減少が続いている状況にあります。
平成12年10月1日現在(国勢調査ベースの人口)は19,485人で、将来人口予測の結果では、今後も減少を続け、平成21年には約17,936人になると推計されています。(図-1)

人口の推移

 また、年齢別(3区分)で見ると、年少人口(0~14歳)は、平成2年には4,018人と、総人口(20,906人)の19.2%であったものが、平成12年には2,863人と総人口の14.7%まで減少しており、この傾向は今後もいっそう進行するものと考えらます。また、平成21年には約2千人となり、総人口に占める割合は、11.0%までに減少するものと推計されています。
一方、65歳以上の老齢人口は、平成12年は5,330人と総人口に占める割合は27.4%であるが、今後も増加傾向で推移し、平成21年には約5,500人、30.5%になると推計されており、羽後町の少子高齢化が急速に進展していくことが予想されます。(図-2)

年齢別人口割合

・ 出生の動向
出生数は人口と同様に減少傾向にあり、昭和55年の315人をピークに、その後はほぼ一貫して減少しており、平成14年にはピーク時4割の116人まで減少しています。(図-3)
出生率(人口千対)も昭和40年の27.5をピークに低下傾向を続け、平成7年以降には全国平均、秋田県平均も下回り、平成14年は6.0となっています。(図-4)
また、ひとりの女性が生涯の間に生む子どもの数の推定値を合計特殊出生率といい、概ね2.08とされていますが、これを下回ると長期的に人口は減少していくと言われているなかで、羽後町は平成11年に1.69であったが、平成15年には1.33と減少傾向が続いています。(図-5)

出生数の推移

出生率の推移

出生数と合計特殊出生率の推移

・ 婚姻及び出産等の動向
羽後町の婚姻者数は、昭和50年代から年々減少傾向を示し、平成8年に約50組と最低を記録してからは、持ち直しているものの、年間約80組程度の婚姻にとどまっています。(図-6)
また、秋田県の初婚年齢の推移をみると、年々晩婚化が進んでいる傾向がみられます。(図-7)

婚姻数の推移

初婚年齢の推移

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