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鎌鼬(かまいたち)美術館オープン

 先日、羽後町田代にある旧長谷山邸の木造三階建ての蔵を改造した「鎌鼬美術館」がオープンし、県内外から多くの方が参加して盛大に開館を祝いました。  
 今から51年前の1965年(昭和40年)に、父親が羽後町出身の舞踏家、土方巽を被写体に、写真家細江英公氏(83歳)が撮った写真集のタイトルが「鎌鼬」です。田代を舞台にわずか2日間で撮ったこの写真集は、世界的に高い評価を受け、舞踏家土方巽の名前も世界に広く知れわたりました。  
 今回、地元田代地区の有志がNPO法人「鎌鼬の会」を結成して、細江氏から寄贈していただいたオリジナル写真を中心にして、稲架掛けなど50年以上前の農村風景が残る田代を、国内外に発信しようと開館準備にあたってきました。  
 町でも事業を応援しようと補正予算を提案しましたが、残念ながら町議会の過半数の議員の賛成を得られませんでした。しかし、鎌鼬の会の皆さんは寄付金やクラウドファンディングなどを活用して独自に資金を集め、事業規模を縮小してオープンにこぎつけました。  
 豪雪地帯のため冬は閉館し4月から11月の土日、祭日のみの開館ですが、田代の茅葺き民家や農村風景とあわせて、ぜひ一度足を運んでみて下さい。きっと日本の原風景ともいえる景色に心がなごむ機会になるはずです。                         
                                   平成28年10月27日
                                   羽後町長 安藤 豊