染物は染料を用いて織物などを染めたものですが、織物にする前に糸を染める
先染と、織ってから布を染める後染があり、染め方も無地染と模様染に大きく分
かれます。また模様染には、「描染」「型染」「絞染」などの種類があり、時代
や地域的な特徴、さらに使用する染料等を考えあわせると無限といえるほどの広
がりをみせる工芸品です。
秋田藩の代表的な町屋の建築様式を伝える黒澤家は、宝永(1704~10)あるいは
正徳(1711~15)の頃から大正の初めまで染屋を営んでいたといわれ、300枚近く
の型紙を所蔵しています。
今回は、模様染のうち型染を中心に紹介します。職人が彫りあげた型紙に残る
熟練の技、商印からたどれるこれらの流通ルート、そして何より現在にも充分通
じる意匠を凝らしたデザインを楽しんでいただければと思います。
※ 展示期間 10月26日(水)~令和5年1月22日(日)
歴史民俗資料館
〒012-1131 秋田県雄勝郡羽後町西馬音内字上川原30-1
TEL:0183-62-5004 FAX:0183-55-8177 メールでのお問い合わせ
秋田県羽後町役場
〒012-1131 秋田県雄勝郡羽後町西馬音内字中野177(地図で見る) Tel:0183-62-2111
Copyright©2010 Town Ugo. All Rights Reserved.