ようこそ町長室へ

年頭に当たって

 あけましておめでとうございます。 
 町民の皆様におかれましては、希望に満ちた新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。 
 昨年は、町民生活に支障を来すような大きな事故等もなく、穏やかな一年でした。しかし、全国的には自然災害により多くの方が犠牲となり、またしても非常時における自治体の対応の在り方が問われる年となりました。 
 さて、昨年の羽後町は話題満載の一年でしたが、その中でも最大の出来事は、念願だった道の駅うご「端縫いの郷」のオープンでありました。関係各位のご協力により、半年が経過した現在も連日多くのお客様にご利用いただき、来場者数及び売上額とも4か月ほどで年間目標を上回ることができました。最近では、自動車メーカーが行った全国の道の駅ランキングで上位となるなど、各方面から高評価をいただいている状況であります。 
 企業誘致においても朗報があり、秋田指月の本社である指月電機製作所と京都府の村田製作所の合弁会社が県の誘致認定を受け、当町に立地される運びとなりました。 
 また、若者の結婚促進を目的に取り組んでいる「セコンド付出会い事業」には多数の方に登録いただき、初回の交流イベントだけで7組ものカップルが誕生するという予想以上の成果を上げることができました。 
 このほか、民間活力の分野では、インターネットで寄付を募る「クラウドファンディング」という方式により開業した「ワインバー」や「鎌鼬(かまいたち)美術館」など、新たな地域活性拠点の誕生もありました。 以上のように多くの話題で活気づいた当町でしたが、今年もこの流れを止めることなく事業を展開していきたいと考えております。 
 まず道の駅については、昨年の経験を踏まえ、サービスの質の向上や広域的な観光連携、地域と一体化した集客戦略の構築に努めます。 
 また、3年目を迎える羽後町版総合戦略関連施策では、「セコンド付出会い事業」や「未来の絆結婚祝い品事業」、「未来の宝応援給付金事業」など結婚促進・子育て支援を切れ目なく実施するほか、地域の「しごと」を魅力化して若者の定着を図る「羽後町しごと改革」を推進していきます。更に、地域おこし協力隊のアイデアを生かして、移住定住に関するPR活動を強化していきます。経済・雇用の面では、町民の消費喚起のためのプレミアム付き商品券発行事業、リフォーム促進事業を実施するとともに、地域雇用と所得が安定するよう企業への各種助成金の交付や創業支援を積極的に行います。一方、町の主要産業である農業については、米の生産調整の廃止を見据えた対策が急務でありますが、担い手の確保・育成を改めて最重要課題と位置付け、規模拡大や生産性の向上、経営支援に資する事業を国の動きに合わせ柔軟に措置していきます。 
 高齢者や身体にハンディをお持ちの方に対しては、安心で生き甲斐の持てる日々が送れるよう関係団体と連携し、地域の実情に合った支援を継続していきます。また、町民の健康維持のため、羽後病院を中心とした医療サービスの充実にも力を注いでいきます。 
 以上、今年の取り組みの概要について申し上げましたが、国の財政支援や税収の確保が厳しい中、地域の皆様のお力添えなくして町政の発展はあり得ません。今年の干支である「酉」という字は、果実が成熟した状態を語源とする説があるほか、福や富を「とりこむ」といった意味で、縁起が良いものとされているそうです。町もこれにあやかり、人々の往来が絶えない実りある一年となるよう努めますので、皆様のなお一層のご協力をお願い申し上げます。 結びに、今年一年の皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。
                                     平成29年1月
                                      羽後町長 安藤 豊