ようこそ町長室へ

年頭に当たって

 町民の皆様、あけましておめでとうございます。「戌年」の年頭に当たり、ごあいさつを

申し上げます。

 私事ではありますが、昨年4月の町長選において再選を果たし、引き続き町政運営を担わ

せていただくこととなりました。「町民と創る豊かなふるさと」をまちづくりのテーマとし、

他に誇れる地域力の創造とにぎわいの創出、雇用の場の確保に全力を尽くしてまいりたいと

考えております。

 さて、昨年の出来事を顧みますと、夏から秋にかけて不順な天候が続き、農作物の収量に

大きく影響を及ぼしました。7月には、集中豪雨により県南部を中心に甚大な被害が発生し、

当町でも災害に備え、警戒を強めました。幸い、当町にまで被害は及びませんでしたが、被

災地の方々には、あらためてお見舞いを申し上げます。

 また、開業から1周年を迎えた道の駅うご「端縫いの郷」では、来場者数が3月に50万

人、12月に100万人を突破し、予想以上のペースで客足を伸ばすことができました。現

在も、各種イベントの開催や利用者ニーズに合った商品提供などに取り組み、サービスの向

上に努めているところであります。

 人口減少対策では、「しごと改革」の一環として、各企業で活躍する若者に職場環境につ

いて意見交換をしていただいたり、子供たちに仕事の魅力を伝えるイベントを開催するなど、

地元定着に向けた各層の交流を図りました。併せて、セコンド付出会い事業や結婚祝い品の

贈呈、未来の宝応援給付金事業を継続して実施し、次代を担う方々への支援を行いました。

 民間発の話題では、古い蔵を利用して製造された「羽後麦酒」の誕生やそば文化の伝承母

体となる「西馬音内そば協会」の設立、誘致企業である村田指月FCソリューションズの工

場の竣工などで町内外に強い印象を与えたほか、「鎌鼬の里芸術祭」や「羽後町すげーな祭」

をはじめとする数々のイベントで町が賑わいました。

 西馬音内盆踊りの初日には、JR東日本の豪華寝台列車「トランスイート四季島」が、盆

りの鑑賞のため湯沢駅に乗り入れるといった出来事もあり、当町に対する注目度の高さを

再認識しました。

 次に、今年の重点事業についてでありますが、米の生産調整の廃止という一大転換期を迎

える「農業」を筆頭に、取り組みを強化していきたいと考えております。

 具体的には、農家の皆さんのアンケート結果を参考にして策定作業を進めている「第2次

羽後町農業振興計画」をもとに、地域の課題に即した事業を展開することとし、特に「担い

手確保」や「ネットワーク型園芸拠点整備」、あきたこまちの特性を生かした「販売促進」

事業等に応分の予算を措置していく予定であります。

 また、数年来の課題である地域公共交通の見直しについても、この一年をかけて具体策の

検討を行い、平成31年度の本格稼働に向け、より利便性の高いシステムの構築を図ること

としております。

 更には、健康寿命の延伸対策事業として、町民の運動機能を維持・向上させるための環境

整備を進めていきたいと考えております。

 ハードの面では、学校給食共同調理場の建設事業を実施することとしており、小中学生に

対して、より安心で安全な「食」を提供できるよう万全を期してまいります。

 以上、今年取り組む主な事業について述べましたが、いずれも町民の皆様のご理解がなけ

れば進めることができません。今年の干支である「イヌ」は、忠誠心が強く人懐っこい性格

と言われ、鋭い嗅覚を持った動物でありますので、私たちも町民の声に真摯に向き合い、明

るい話題の提供に努め、あらゆる情報に機敏に反応することを肝に銘じて、日々の業務に邁

進する所存であります。

 結びに、今年一年が皆様にとって素晴らしい年となることをご祈念申し上げ、あいさつと

いたします。

 

                                                         平成30年1月    

                                                         羽後町長 安 藤  豊