ツキノワグマ出没に関する警報が延長されました

 秋田県より発令されているツキノワグマの出没に関する警報が次のとおり延長されました。

 今年は山の実りが凶作と予測されていることから、令和5年度のような大量出没や人身被害の多発が危惧されており、9月には県内でクマによる人身事故が9件発生、10人の方が被害にあっております。

 時間、場所を問わず、いつでも・どこでも・誰でもクマに遭遇する可能性があります。対策を徹底し、最大限の注意を払ってください。

 

 1.期間  現行:令和7年5月8日(木)から令和7年9月30日(火)まで

       延長:令和7年5月8日(木)から令和7年11月30日(日)まで

 2.区域  県内全域

 3.理由  秋田県ツキノワグマ出没警報等発令制度実施要領第4条に該当するため

 

 基本の対策

〇音を出す

 人身被害は集落内の散歩やゴミ出しといった日常生活の中でも発生してしまっています。外出の際は鈴やラジオ等で音を出し、クマとの鉢合わせを避けましょう。

〇目撃情報を共有する

 クマを目撃した時は、町や警察に連絡するとともに、近隣住民にも知らせるなど地域で情報共有しましょう。

〇食べ物は放置せず、管理する・片付ける

 農作物や米ぬか、廃棄作物、不用な柿・栗などを放置すると、クマを人の生活圏に寄せ付けてしまいます。堅牢な小屋に入れ施錠する、電気柵で囲う、埋却・焼却する、伐採する、実を収穫しておくなど、クマのエサとなる物は管理する・片付けるようにしましょう。

〇物置や車庫、住宅の扉はこまめに閉める

 クマが侵入し、中の物を食べたり人と鉢合わせしてしまうことがあります。扉やシャッターはこまめに閉め、クマのエサとなる物がある場合は施錠しましょう。

〇物置等に侵入された場合は町・警察に連絡する

 物置等に侵入し食べ物を得る「成功体験」を積んでしまうと、最終的には住宅にまで侵入する事態に発展する恐れがあります。物置等に侵入された場合は速やかに町や警察に通報しましょう。

〇藪を刈り払い見通しを良くする

 見通しを確保できると、クマの接近を防いだり発見しやすくなります。木を伐らなくても、クマが隠れられないようにするだけで効果がありますので、できるだけ藪は刈り払うようにしましょう。

 

遭遇時の対処法

〇ゆっくり後ずさり

 落ち着いて、ゆっくり後ずさりしてその場を離れましょう。

〇避難する

 近くに建物や車など逃げ込める場所があれば速やかに避難しましょう。

〇クマ撃退スプレーを使用する

 襲われそうになったら、クマに向かって一気に噴射してください。クマ撃退スプレーは正しく使用すれば有効です。いざという時に使えるよう、すぐ取り出せるように携行し、使い方を練習しておきましょう。

〇顔と頭を守る

 不意にクマに襲われたり、クマ撃退スプレーの噴射が間に合わない状況では、とにかく顔と頭を守ってください。腕で頭や首をかばい、顔を伏せることで、顔の大ケガや致命傷を防げる可能性があります。

 

美の国あきたネット「ツキノワグマ情報」をご活用ください

 秋田県公式ウェブサイト「美の国あきたネット」に「ツキノワグマ情報」が掲載されております。対策方法など、様々な情報を見ることができますのでご活用ください。

 秋田県ホームページ「ツキノワグマ情報」<外部リンク>

 

 

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