ようこそ町長室へ

新年度を迎えて

 
 早いもので町長を拝命してから一年が経過し、新年度を迎えました。4月は新たな出会いの季節でもあります。新規採用職員や異動された職員の皆さんには、新たな場所でチカラを発揮してくれることを期待しています。
 さて、町長就任に当たり、すぐに取りかかりたい事業として、5つの公約を掲げておりました。それがどのような状況にあるのかをご報告いたします。
 1.こども園、小中学校の今後の在り方、計画の具体化
 2.小中学校の給食の無償化
 3.町内の悪臭対策
 4.持続可能な農業支援、担い手の育成
 5.スーパー跡地の利活用
 1つ目のこども園については、保育会と話し合いを重ねており、当面は現在の4園体制を維持してまいります。小中学校については、昨年、教育委員会の諮問機関として、「学校の未来構想検討委員会」を設置しました。委員は大学の教授などの学識経験者、PTA関係者、地域の方々などの20名ほどです。その委員会から出された答申は、「小中学校を同一敷地内に併設するか、小中一帯の義務教育学校を1校建設する」というものでした。
 現在の羽後中学校は建設から52年、西馬音内小学校は47年、羽後明成小学校は44年が経過し、老朽化が進んでいます。更に少子化も進んでいるため、「学校の未来構想検討委員会」では、統合新築という答申が出たものであり、尊重したいと考えております。
 2つ目の小中学校の給食の無償化についてですが、国の政策により、小学校の給食が無償化されました。それに加え、中学校分は町で負担し、小中学校の給食の無償化は今年度から実施いたします。
 3つ目の町内の悪臭対策についてですが、悪臭対策は明治地区と西馬音内地区に分かれます。明治地区の悪臭対策については、畜産事業者さんと住民の代表の方との間で、改善に向けた話し合いを行っていただいております。西馬音内地区の悪臭対策については、今年度から4年計画で堆肥センターの機能強化事業に取り組みます。これにより、西馬音内地区における養豚場の排せつ物を全て堆肥センターへ運び込む予定です。それにより、西馬音内町部で行う堆肥攪拌作業が無くなり、ニオイの軽減につながると考えております。残念ながらニオイがゼロになるわけではありませんが、改善につながる事業であると考えています。
 4つ目の持続可能な農業支援についてですが、堆肥センターの機能強化により、堆肥の生産量が大幅に増え、現在の2倍になります。堆肥を使いやすくするため、ペレット化にも取り組み、堆肥の利用や耕畜連携の循環型農業を促進し、環境にやさしい農業と農産品のブランディングを目指します。また、地域計画を基に、将来にわたり農業・農地を守れるよう体制整備に努めてまいります。
 5つ目のスーパー跡地の活用についてですが、1年たった現在も手付かず変わらぬままになっており、忸怩たる思いです。今後計画する小中学校の新設等にどのくらいの経費がかかるのか、しっかり精査し、財政面も考えながら、実行してまいります。
 このほかにも、「若者に選ばれるまち」を目指したいと訴えてまいりました。令和8年度予算には、
 ・こども園のおむつ支援事業
 ・結婚サポート事業
 ・奨学金返還サポート事業
 ・アルカディア公園整備事業
と、昨年以上に「若者支援に予算配分」をしております。
 また、昨年大きな問題となりましたツキノワグマ対策です。羽後町では、例年2~3頭しか捕獲駆除されていませんでしたが、昨年は15頭を箱ワナにより捕獲駆除、また、猟期に入ってから6頭を駆除しました。羽後町にはこれまでツキノワグマを捕獲する箱ワナが6基しかありませんでしたが、今年度は11基で対応いたします。また、引き続き今年度も電気柵設置や柿や栗などの誘因木伐採補助を行います。
 令和8年度も暮らしやすいまちづくりに情熱をもって取り組んでまいりますので、今後ともご指導賜りますようお願い申し上げます。
 
                                       令和8年4月1日
                                       羽後町長 佐々木 康寛